アルゼンチンは先発8人を確定し、メッシはコパ・アメリカ準決勝で先発する。
アルゼンチン紙『オレ』によると、アルゼンチンは来る2024年コパ・アメリカ準決勝のカナダ戦に向けて最終準備を進めているという。スカローニ・ヘッドコーチは試合のメンバーを決めるためにトレーニングを重ねており、すでに8人の先発が確定している。
メッシはまだ右足付け根の怪我の影響を受けているものの、明らかに良くなっている。トレーニングではより流暢な動きを見せている。チームの魂であり、リーダーであるメッシの先発起用は揺るぎない。
メッシのほか、GKマルティネス、DFモリーナ、ロメロ、リサンドロ・マルティネス、タグリアフィコ、MFデ・ポール、マカリスターの8人が選出された。これらの選手は、これまでの試合で安定したフォームとまとまりを見せており、ポジションも安定している。
しかし、左ウイング、センターフォワード、ミッドフィルダーという3つのポジションがまだ決まっていない。中でも左ウイングのポジション争いは熾烈で、ニコラス・ゴンザレスとアンヘル・ディ・マリアが候補に挙がっている。経験豊富なウイングのディ・マリアは、前回のエクアドル戦には出場しなかったが、トレーニングでのパフォーマンスが期待される。カナダ戦で先発のチャンスを取り戻せるかどうかが、ファンの間で話題になっている。
センターのポジション争いも熾烈で、アルバレスとラウタロ・マルティネスはともに素晴らしいプレーを見せ、試合をリードしていた。スカローニは、マンチェスター・シティのストライカーのアジリティを使い続けるか、インテル・ミラノのフォワードのインパクトを信じるか、難しい選択を迫られ、戦術レイアウトの大きな見どころとなった。
残る中盤のポジションに関しては、スカローニはまだ慎重に考える必要がある。エンツォ・フェルナンデス、レアンドロ・パレデス、ジェル・ロ・セルソが中盤の司令塔になる可能性が高い。彼らは攻守をつなぎ、試合のリズムをコントロールするという重要な仕事を担うことになる。
アルゼンチンのコパ・アメリカの旅は重要な局面を迎えており、スカローニの決断ひとつひとつがチームの命運を左右する。カナダと対戦するアルゼンチンは、技術面で優位に立つだけでなく、チームの回復力とファイティングスピリットを示し、優勝というゴールに向かって着実に前進しなければならない。