NBAプレーオフ: ジャレン・ブランソン、序盤の負傷騒動から一転、ニックスをペイサーズ撃破で第2戦勝利に導く
これでニックスは、イースタン・カンファレンス準決勝でペイサーズを2勝0敗とリード。
インディアナ・ペイサーズは水曜日の夜、マディソン・スクエア・ガーデンでシリーズをイーブンにする態勢を整えたかに見えた。
そこへジャレン・ブルンソンが戻ってきた。
ブルンソンは、序盤に負傷してダウンしていたが、試合に復帰し、イースタン・カンファレンス準決勝第2戦でニックスをペイサーズに130-121で勝利に導いた。これでニックスはシリーズを2-0でリードし、インディアナポリスに戻ることになった。
「正直言って、(復帰できて)うれしいよ」と、ブルンソンは試合後、TNTの番組で語った。「方法は見つかった。それだけだ」。
ペイサーズ、ジェーレン・ブルンソン欠場で序盤急浮上
ニックスが開始数分でブルンソンを失った後、ペイサーズは前半で17点差をつけ、危うくアウェーでゲームを奪う絶好のチャンスを逃すところだった。
第1Q終盤、ディフェンス中にブルンソンが右足をひねったように見えた。彼はレーンに入るときにぎこちないステップを踏み、ペイサーズに得点された後、すぐに交代を求めた。
ブランソンはわずか8分で退場し、ロッカールームに戻った。父親であるニックスのアシスタントコーチ、リック・ブランソンも第2Qにベンチを離れてロッカールームに戻ったが、チームはしばらく近況を報告しなかった。結局、第2Q中盤にニックスは、ブルンソンが右足の痛みを訴えていると発表。当初は復帰が危ぶまれていたブランソンだったが、後半開始時に復帰し、マンハッタンでは大きなスタンディングオベーションが起こった。
ブルンソンが退場したとき、ニックスは7点リードしていたが、ハーフタイムには10点差となり、ペイサーズに17点の大差をつけられた。ペイサーズのスター選手、タイリース・ハリバートンは前半で22得点を挙げ、フィールドからのシュート数は7/12と、第1戦の倍を記録した。
ニックス、ブルンソン復帰で奮起
ニックスにとって、ブルンソンの復帰がすべてを変えたようだ。後半、ニックスはほぼ即座にリードを奪い、21-6でスタートした。ニックスは第3Qのインディアナの得点をわずか18点に抑え、そのうち10点は最後の4分間で稼いだものだった。
しかし、ニックスは第3QにO.G.アヌノビーがリムへのドライブ中に足を負傷。彼は左ハムストリングの負傷ですぐに戦線離脱となり、28得点、フィールドからのショットは10/19に終わった。負傷の程度は不明。
その後、ニックスはドンテ・ディヴィンチェンゾのクラッチ3ポイント、そしてプレシャス・アチウワへの完璧なダンプを皮切りに7-0のランを見せ、ピリオド終盤についにペイサーズを突き放した。これでペイサーズは9点差をつけ、シリーズを2ゲームリードした。
ハリバートンは、34得点、9アシスト、6リバウンドを記録し、11本中7本のシュートを放った。アンドリュー・ネンバードが15得点、パスカル・シアカムが14得点、8リバウンドを記録した。ペイサーズのリック・カーライル監督は、フラストレーションが沸騰したのか、ダブルドリブルの判定を巡って審判と口論となり、最終的に退場処分となった。
ブルンソンは29得点(うち5得点は後半)、5アシスト、フィールドシュート11/18。ディヴィンチェンツォが28得点、ジョシュ・ハートが19得点、15リバウンドをマークした。
シリーズ第3戦は金曜日の夜にインディアナポリスで行われる。ブルンソン、アヌノビーともにニックスの健康状態には疑問が残るが、ニックスは2000年以来のイースタン・カンファレンス決勝進出に向けて信じられないような位置にいる。