ギリシャ対セルビア プレビュー: PKヨキッチ復帰が期待されるアンテトクンポ、2人のMVP対決に注目集まる
セルビアはウォームアップ4試合を戦い、2勝2敗でフランスと日本を破り、オーストラリアとアメリカに敗れた。最終戦の日本戦は119-100で、セルビアのトップスター、ヨキッチが18得点、8リバウンド、7アシスト、ボグダノビッチが15得点、ペトルシェフが17得点。日本は粘り強く抵抗したが、やはり実力差があり、最後はセルビアが快勝した。
セルビアは現在世界ランキング4位で、昨年の男子バスケットボール・ワールドカップでは準優勝している。ヨキッチは世界的なスーパースターで、ボグダノビッチやペトルシェフも非常に強い。また、セルビア自体が旧ユーゴスラビア代表でチーム力に優れているため、五輪優勝候補の一角と目されている。
ギリシャはオリンピックの予選やウォーミングアップマッチも行った。オリンピック予選では、ギリシャはスロベニアとクロアチアを破り、4戦全勝でオリンピック出場を決めた。その数日前のウォーミングアップマッチでは、ギリシャはプエルトリコに67-65で敗れた。しかし、アンテトクンポはその試合を欠場。ギリシャ代表の主力として活躍してきたアンテトクンポだが、この試合でカムバックするかもしれない。
ギリシャは現在、世界ランキング14位で、明らかに真の強さを発揮できていない。アンテトクンポというキラーを擁するギリシャは、間違いなく独自のバックボーンを持っている。アンテトクンポだけでなく、ギアニス、カラテス、パパニコラウも個々の能力は高い。また、ギリシャには複数のスタイルが混在している。アンテトクンポの個人能力とギリシャのチーム特性が組み合わされば、互いに補完し合って極めて強い戦闘力を発揮する可能性が高い。
この試合は両チームにとって五輪開幕前の最も重要なウォーミングアップゲームのひとつであり、両チームとも主力選手を必ず送り出す。アンテトクンポとヨキッチの決戦は、間違いなくこの試合の最も重要なハイライトだ。2人のNBAスーパースターがそれぞれのチームにもたらす影響力に注目が集まる。そして、2人以外の助っ人の活躍も試合のカギを握るだろう。