Jリーグプレビュー: サンフレッチェ広島は最終節で危なげなく逃げ切り、ヴィッセル神戸はゲストとしてコンパクトな守備を維持。
サッカー j1 :
日本時間7月5日19時、Jリーグ第22節、サンフレッチェ広島はエディオン平和記念競技場でヴィッセル神戸と対戦する。
先週末のJリーグ第21節、サンフレッチェ広島はアウェーで川崎フロンターレと1-1の同点に追いついた。前半は相手に完全に抑え込まれ、GK大迫敬介のセーブミスから失点。バックラインの守備力も以前ほどではなかった。しかし後半、広島のスキベヘッドコーチは、名選手・中島裕司の息子である中島陽太朗を交代させるという奇策をとった。中島洋太郎はドウグラス・ヴィエイラ以上にフロントコートで重要な役割を果たし、最後は間接的に満田誠のロングシュートを助けて同点に追いつき、サンフレッチェ広島はこの難しいアウェーゲームを無傷で乗り切ることができた。
現在、サンフレッチェ広島は8勝10分け3敗でJリーグランキング7位。とはいえ、今シーズンのJリーグで最も負けが少なく、勝ち点を積み重ねている点は評価できる。しかし、今シーズンのホームゲーム10試合でのサンフレッチェ広島の成績は5勝3分け2敗。特に守備面では1試合あたり1.1失点している。まだまだ改善の余地はある。来週の天皇杯では、サンフレッチェ広島はホームでJリーグBのいわきFCと対戦する。
布陣の面では、サンフレッチェ広島はこの試合でセントラルDFの山崎大地と荒木隼人の力を失う。本来ウイングディフェンダーである中野ジャトをセントラルディフェンダーとしてプレーさせ、守備をアシストさせるようだ。今夏の移籍市場で、サンフレッチェ広島は野津田岳人と川村卓磨という2人の主力MFを失った。チームは中軸の補強を急務としている。鳥栖のキャプテンである川原が、サンフレッチェ広島の補強の中心であると報じられている。
リーグ前節、ヴィッセル神戸はホームで鹿島アントラーズを3-1で破った。武藤嘉紀と大迫勇也というベテランストライカーがゴールを決め、ブラジル人センターバックのトゥールもセットプレーからチャンスを演出。攻撃的なパフォーマンスはかなり際立っていた。しかし鹿島アントラーズ戦では、神戸の主力右サイドバックである酒井高徳が試合開始43分に負傷し、試合続行不可能となった。吉田孝行はその穴を埋めるために左サイドバックの長谷亮を代役として起用せざるを得なくなり、神戸のウイングの攻撃と守備を苦しめた。この注目の一戦では、神戸の先発GK前川大も、日本代表GKのライバルである大迫敬介との直接対決となるため、大きな期待を寄せていた。
現在、Jリーグの順位表では、ヴィッセル神戸は11勝4分け6敗でリーグ4位につけており、ガンバ大阪との勝ち点差は1。また、今シーズンのアウェー10試合でヴィッセル神戸は6勝2分け2敗、1試合平均失点はわずか0.7と素晴らしい成績を残しており、守備は常に堅さを保っている。しかし、ここ4試合のアウェーゲームでは、タイトル争いのライバルであるガンバ大阪に1-2で敗れるなど、大敗を喫している。
スタメンの面では、酒井高徳と齊藤光毅が欠場した以外は新たな負傷者は出ていない。全体的には、致命的な欠員もなく、比較的充実した布陣である。移籍市場では、ビクトリー神戸が大金を投じて元レアル・マドリードのスター選手、ジェームス・ロドリゲスを獲得し、次のチャンピオンシップでの成功を確実なものにするという報道がある。
過去20回の対戦成績は、10勝6分け4敗とサンフレッチェ広島が大きくリードしていたが、今季リーグ戦初戦でサンフレッチェ広島はアウェーで神戸と引き分けた。この試合が始まる半月前には、広島のホームスタジアムのチケットは完売していた。そんな激しい雰囲気の中で、両チームはどんな火花を散らすのだろうか?