アメリカズカップ・プレビュー : ダークホース大会!ベネズエラは2度目の準決勝進出を目指し、カナダは再び歴史を作ろうと努力している。
日本時間7月6日午前10時、ベネズエラはコパ・アメリカ準々決勝でカナダと対戦する。ベネズエラが勝ち進めば、少なくともチーム史上最高成績に並ぶことになり、初出場のカナダもさらに上を目指す。ダークホース2チームの狭き門での対決、どちらが勝利するのか、目が離せない。
グループステージでは、ベネズエラが3戦全勝で勝ち点9を獲得し、若手台頭のエクアドルや中北米の古豪メキシコを破り、ダークホースの様相を呈していたのが印象的だった。初出場のカナダは1勝1分け4敗の勝ち点4で古豪チリを圧倒して予選突破に成功し、2026年ワールドカップ開催国3カ国(アメリカ、カナダ、メキシコ)の中で唯一の予選突破チームとなった。
ベネズエラのコパ・アメリカでの戦績は芳しくない。1967年以来、準決勝に進出したのは2011年の1度だけで、その大会では4位に終わった。コパ・アメリカに参加する南米の全チームを見ても、ベネズエラの成績は最悪である。今、ベネズエラもまた、史上2度目の準決勝進出を楽しみにしている。
グループ1位で準々決勝に進出したベネズエラだが、チームの陣容は決して強力とはいえない。Transfermarktのデータによると、チームの総資産は6760万ユーロで、8チーム中7位、パナマより上なだけである。
カナダはコパ・アメリカに初出場したが、かなりの好成績を収めた。初戦では優勝候補のアルゼンチンに0-2で敗れたが、その後はペルーを1-0、チリを0-0で破り、グループ2位での突破に成功した。カナダチームの問題は、攻撃力があまりにも低いことだ。ダビドはペルー戦の11対10の場面で1ゴールしか決めていない。
準々決勝に進出したチームの中で、カナダは最も平均年齢が低かった(25.4歳)。一方では、多くの若い選手がプレーしたことでチームが十分に力を発揮し、他方ではノックアウトステージに進出した。このコパ・アメリカの旅は完璧と言える。Transfermarkt』のデータでは、カナダの獲得額は上位8チーム中6位(1億8100万ユーロ)に過ぎないが、それでもベネズエラよりははるかに高い。中でもデイビスとダビドはともに5000万ユーロで、相手チーム全体を上回っている。この試合では、カナダのブキャナンが負傷のため欠場した。
両者の対戦は過去に2度しかなく、いずれも引き分けに終わっている。しかし、この2回の対戦はウォームアップ・マッチによるもので、最近の対戦は2010年にさかのぼる。