五輪サッカー男子プレビュー:リベンジを狙うU23日本代表、十分な体力を持ち好調のU23スペイン代表
日本時間8月3日午前0時、U23日本代表はリヨンのオリンピックパーク・スタジアムで行われるオリンピック男子サッカー準々決勝でU23スペイン代表と対戦する。
2024年4月に開催されたU23アジアカップで、U23日本代表は大活躍した。グループステージ第3戦で宿敵の韓国U23に0-1で敗れたものの、開催国のカタールU23や強敵イラクU23、ウズベキスタンU23とのノックアウトステージを難なく突破し、ついに優勝トロフィーを手にした。今大会のグループステージでは、日本U23が1回戦で南米予選初戦のパラグアイU23に5-0で快勝し、グループリーグ突破の土台をほぼ固めた。続く2回戦では、センターフォワードの細谷慎大の活躍もあり、マリU23、イスラエルU23に1-0で勝利し、グループ首位で準々決勝に進出した。
歴史的に見て、U23日本代表の五輪での最高成績は4位(2012年ロンドン五輪、2020年東京五輪)。大岩剛監督は本大会開幕前、「オーバーエイジの選手を抜いた日本オリンピックチームをメダル獲得に導く」と語っていたが、グループステージ終了後、経験豊富な監督も本大会でのメダル獲得の可能性は大きくないことを認めた。メンバーに関して言えば、U23日本代表はこの試合でMF山本力仁の力を失うかもしれない。この選手はイスラエルU23との試合で半分しかプレーしなかったため、交代となった。大岩剛ヘッドコーチは試合後、彼の怪我について何も明かさなかった。
成年代表チームが先のヨーロッパカップ決勝でイングランドを破って優勝したため、スペインのU23チームは間違いなくオリンピック優勝候補の一角である。しかし、グループステージでは、中央アジアの強豪ウズベキスタンU23を相手に、スペインU23チームは1回戦で大苦戦を強いられた。試合終了間際の62分、PKを外したゴメスのゴールで、チームはリードを奪い返すことができなかった。最後の瞬間、彼らは非常に消極的な状況に陥った。
グループステージ第2戦では、スペインU23が比較的弱いドミニカU23に3-1で勝利。グループステージ最終戦では、事前に予選を通過していたにもかかわらず、エジプトU23に1-2で敗れた。この敗戦は間違いなく、スペインのノックアウトの形に影を落とした。試合後、他の理由でエジプトU23にわざと負けたのかと質問されたスペインU23のデニア監督は、それを否定し、グループステージ最終節で失敗を経験することはチームにとって良いことであり、エジプトU23戦の敗北の結果をすべて背負うつもりだと答えた。
スタメンの面では、スペインはセントラルDFのクバシの復帰を歓迎する。この17歳の若きスタメンは、エジプトU23戦で2枚のイエローカードを受け、欠場を余儀なくされた。彼に代わってスタメンに名を連ねたモスケラのプレーは、極めてお粗末なものだった。さらにこの試合では、スペインU23はフェルミン、バエナ、ガルシア、GKテルナスといった主力を先発に戻す可能性が高い。彼らはグループステージ第3戦で休養を取り、体調を維持していた。
両チームは前回のオリンピックのノックアウトラウンドで対戦した。当時、スペインU23は延長戦の末、スター選手アセンシオのゴールで日本U23を破った。試合前、U23日本代表のキャプテン山本力仁もリベンジに意欲を見せていた。今大会で唯一オーバーエイジの選手がいないチームとして、日本U23がグループステージで勝ち残るのは容易なことではなかった。このノックアウトマッチで、スペインU23はエネルギーに満ち溢れ、アグレッシブだ。アジア勢唯一の準々決勝進出チームである日本U23は、このプレッシャーに耐え、準決勝に進出することができるだろうか?